KSP攻略 1.12 -3- 周回軌道

Kerbal Space Program
スポンサーリンク

前の記事へ

資金を貯めたら…

前回の準軌道飛行編で旅客輸送ミッションを片っ端引き受けた後の話…

  • 研究開発センターを除くすべての建物をレベル2にアップグレード
  • 運営本部もレベル2にして、『無償研究計画』で名声の60%をサイエンスポイントに転換してしまうように指示を出しておきます
  • 研究は3段目まですべて完了し、加えて「燃料システム」の研究済
  • 「燃料システム」の研究で解放される「FTX-2 外部燃料ダクト」があれば、アスパラガス接続ができるようになります
  • 難易度低減のためにはアスパラガス接続は必須です

アスパラガス接続とは?

  • 通常、1つの燃料タンクに1つの液体燃料エンジンで1セットという考え方です
  • 例えば、4つの燃料タンクがあれば、その下には4つの液体燃料エンジンがあるわけですね(下図)
  • で、これらの液体燃料エンジンをすべて同時に点火させれば、ほぼ同じタイミングで燃料切れを起こします
  • 要は、均等に燃料を消費しているわけです
  • この燃料タンク同士をダクトで繋げて、燃料の消費を偏らせることをアスパラガス接続といいます
  • 仮に、上図のように右側の燃料タンクから左側の燃料タンクに燃料を移すようにダクトを繋げると、右側の燃料タンクから空っぽになります
  • 空っぽになったら、廃棄できますよね?
  • 廃棄すれば、身軽になりますよね?
  • こうやってΔV(ロケットの速度みたいなものの単位)を稼ぐわけです

なお、

周回軌道を果たすために必要なΔVは、最低でも3,400m/sです

  • アスパラガス接続をせずに3,400m/sものΔVを稼ぐのは結構大変なんですよ
  • まして、クルーキャビンや研究機器のために帰還時に軽量化できないときは、ある程度、帰還時の減速用に燃料を残しておかないといけませんし…

軌道周回にチャレンジする前の注意事項

  • 一度でも軌道周回にチャレンジすると、以後、ミッションコントロールセンターから受けられる旅客輸送ミッションは、軌道周回を達成条件とするものに変わります
  • 準軌道飛行はそこそこ短時間でクリアできますが、軌道周回はそこそこのリアル時間がないとクリアできません
  • 単純に、倍かかると思った方が良いです
  • ミッションのクリア報酬も倍になる(名声は据え置きで資金のみ倍)ので、そこまで悲観的になる必要はありませんが、
  • 例えばいままで8人の準軌道飛行ミッションを引き受けていたのに、周回軌道ミッションは難易度が高いからと1人や2人しか受け入れなければ、効率が悪いですので気を付けましょう

軌道周回ロケットにチャレンジ!

それでは重量物の安心安全ロケット打ち上げ法を紹介。。
(要するに、適当操船でも何とかなるという方法)

  • 前提として、上の項目で話した研究レベルと建物レベルに到達していること
  • 上図のロケットは、
    • 旅客10人輸送を想定(クルーキャビンを5個連結)
    • (FL-T800+FL-T800+リライアント液体燃料エンジン)を2組で1セットにしたものを3セット第1段に配置してアスパラガス接続
    • FL-T800+FL-T800+スウィーベル液体燃料エンジンが第2段
    • 第3段はクルーキャビンとコマンドポッドなどという構成です
  • イベント設定など発射準備が整ったら、

出発

  • [T][R]キーを押した後に[Space]キーを押して第1段の6基のリライアント液体燃料エンジンを点火
  • 点火したら即座に[M]キーを押してマップ画面に移動(上図)
  • 遠点が常に表示されるように設定
  • 画面左側の残ΔVが0になったら(液体燃料の無くなったタンクが現れたら)、その都度[Space]キーを押して切り離し
  • 遠点が70kmに到達するまで、ひたすら垂直上昇!
    (ロケットがかなり重いので、この時点で90度の方角斜め45度とかを目指すと痛い目に遭います)
  • 遠点が70kmに到達したら、燃料オフにして[M]キーを押して元の画面に戻ります
  • 素早く方角を90度に合わせる([D]キー)と同時に、角度も地表よりやや空寄りに合わせて(右上図)再びスロットルを全開にし、[M]キーを押してマップ画面に移ります
  • 後は軌道が母星の周囲を回るようになるまで加速を続ければ成功です(右上図)

具体的には、

近点と遠点が共に高度70km以上になることが軌道周回の条件です

  • 記事にするととっても簡単に見えますが、10人(+1人)乗りロケットの操船は、慣れるまで大変です
  • 何回失敗したことか…

帰還

  • お客様が十分に楽しんだことを確認したら、母星に帰還します
  • 真っ暗で何が何だかかもしれませんが、エンジンを進行方向に向けます
  • 1度でも周回軌道を成功させているパイロットが操船していれば、ナビボール(上図画面下中央)の左側から『逆行』を選択できるはずです
  • 『逆行』をクリックしてしばらく待てば、パイロットが勝手に操船してくれます
  • で、反対方向を向いたら[M]キーを押して、近点が0mになるまでスロットルを調整して減速していきます
  • 左上図は近点が0mになるまで減速していませんが、高度70km以下になると大気圏ですから空気抵抗の影響を受けて近点はみるみる下がります
  • 今回は基地の近くに落ちたいという思惑があったので、左上図のような位置取りをしています
  • また、当然ですがロケットは超加速中で、右上図を見ればなんと驚きの2300m/s超です
  • このままだと墜落というか地表と熱いキッスを交わして爆砕することになりますので、絶対に燃料を使い切ってはいけません
  • 右上図時点でおよそ970m/sのΔVが残っていることが分かるかと思います
  • で、スロットルを上手く微調整して良い感じでドラッグシュートの展開速度まで落としましょう
  • 場合によっては[T][R]キーを押して姿勢制御などを無効にしたうえでわざとバランスを崩させることで減速させるのも手です
  • パラシュートさえ展開できれば、あとは時間が経つのを待つだけです
  • ただし、着地のその瞬間だけは1倍速にすることをオススメします
    (倍速以上だと物理演算の妙によりクルーキャビンが損壊する可能性があります)

運営本部

  • 10人ほどの旅客輸送ミッションを数回もこなせばそこそこの資金が貯まるはずですので、研究開発センターをレベル2に引き上げ、
  • 更に運営本部の『研究開発外部委託』を有効にし、資金の一部をサイエンスポイントに転換するようにしておきます
  • これでさらに数回も発射を繰り返してミッションを達成しまくれば、そこそこの研究は完了できるはずです
  • 同じことも何度も繰り返すのは苦痛かもしれませんが、このゲームって操作を覚えるのに多少時間がかかるかと思いますので、良い練習になると思ってチャレンジしましょう♪
  • あと、ロケットに飽きたらテキトーに飛行機を作って飛ばすのもアリです

余談

  • 研究を進めて『先進的インラインスタビライザー』あたりが使えるようになれば、操船性がぐっと上がりますので、
  • 発射時、ある程度の高度まで上がったら、90度の方角、45度の角度に少しずつ変えていきながら安全に打ちあがることもできるようになります
  • そうすれば、帰還時に残るΔVが1,000m/sを超えるようになり、より安全に減速することが期待できるでしょう

ミッションについて

  • ミッションは名声に応じて
    『特別★★★』
    『重要★★』
    『一般★』の3段階のミッションがあります

で、

同じ系統のミッションでも、星の違いによって成功報酬が異なります

  • 例えば旅行客の軌道周回ミッション(上図)だと依頼内容は全く同じなのに
  • 星3つだと、成功報酬が一人当たり資金19,501(=14,625+2,438+2,438)
    星2つだと、成功報酬が一人当たり資金16,250(=12,188+2,031+2,031)
  • と変わりますので、同じ依頼なのであればできるだけ成功報酬の高いものを選ぶようにしましょう
  • ただし。
  • 旅行客のミッションに限って言えば、
  • 成功によって得られる一人当たりの資金は★の数が多いほど良くなりますが、成功によって得られる名声は★の数が多くても微増しかしません
  • 名声だけが欲しいのであれば『1名の旅行客を目的地まで案内しよう、そして連れ帰ろう。』の星1つのミッションを乗船可能な上限人数まで受けた方が得です
  • ですから、絶対にいついかなるときでも星の数が多いものを受けよう!と言いたいわけではないです
  • 絶対論ではなく、原則(つまり例外がある)論という話

次の記事へ