KSP攻略 1.12 -4- ムンへ!

Kerbal Space Program
スポンサーリンク

前の記事へ

ムンへの往還だけなら…

ムンへの往還だけなら、

  • 3段目までの研究に加えて外部燃料ダクトの研究まで進めていれば可能です

ムン軌道に入るまでの最低必要ΔVは4,260m/s

  • MechJeb先生でも入れていない限り理論値のΔVで行けるはずはありませんから、実際は3割増で5,500m/sほどは欲しいですし、
  • 帰還時にもそれなりのΔVを必要とするので、6,500m/sあたりが安全に往還できるラインです
  • この6,500m/sというのは途方もない気はするのですが、実際にはクルーキャビンさえ搭載しなければ、…言い換えると軽いロケットにすれば実現可能です
  • ところが。
  • 一度でもムン周回軌道を達成してしまうと、旅客輸送系ミッションの達成条件も、ムン周回軌道が入ってしまうようになります
  • それはやばいので、ムン往還はもう少し研究が進むまで控えて、ひたすら母星の軌道周回をすることでサイエンスポイントを貯めるわけであります。。
  • ちょっと面倒ポイントだよね
    (耐えられない方は、難易度調整でミッションクリアの報酬倍率を変更すると良いです)

カービン周回軌道ロケット最終型

  • 前回では一度に10人の旅客を輸送できる母星周回軌道可能なロケットを紹介しました
  • が、操船に慣れてきたら、操船性と引き換えに更なる大量輸送は可能であります

18(+パイロット1)人乗りロケット

  • 上図のようにモジュラー構造セグメントを上手く活用すれば、クルーキャビンを側面に配置することが可能です
  • クルーキャビンの側面に8個のクルーキャビンを配置してやれば、18人の旅客を輸送することができます()
  • もちろん打ち上げ時の操船性が激ムズ難易度になるので、そこは一液式推進剤とスラスターやらRCSポートをふんだんに盛り込むことによって解決を図ります
  • さらにストラットコネクターも活用しましょう
  • そうすれば、まあまあの操船性で打ち上げることができるはずです
  • で、上図ようなタイプのロケットのメリットは、空気抵抗が強いがゆえに帰還時には相当の減速が見込めることです
  • 大気圏突入時、減速用にΔVを残しておかなくても良いぐらいに。。
  • ミッションコントロールセンターのレベルを3に上げて、旅客輸送ミッションを片っ端引き受け、数回もこのロケットで往還すれば相当の財を蓄えることができるはず♪

移動研究室

  • 数あまたのミッションをこなし、移動研究室が使えるようになったら、いよいよ科学者を宇宙に送り出してやりましょう
  • さて、サイエンスポイントを獲得するのは、大きく3つの方法があります
  1. 科学実験等で得たデータを直接持ち帰る
  2. 科学実験等で得たデータを現地で研究する
    (要: 移動研究室ほか)
  3. 運営本部で資金や名声をサイエンスポイントに転換する
  • ほとんどの場合は1番目の方法でサイエンスポイントを獲得するわけですが、移動研究室が使えるようになると現地研究が可能になります
  • で、現地研究した方が、よりサイエンスポイントをゲットできます♪
  • ただ、現地研究には時間を要するデメリットがあります
  • サイエンスポイントがすぐに欲しいなら1番目か3番目の方法でサイエンスポイントを得る必要がありますね
  • 研究が進んでいないのでかなり不細工なロケットになってしまっていますが、5,000m/s以上のΔVを稼いでいるので、母星の高高度宇宙空間に進出するには十分なシロモノ
  • 移動研究室で得たサイエンスポイントは母星に転送して初めて使えるサイエンスポイントになりますから、アンテナは必須です
  • あとは送信するためには電力が必要ですから、バッテリーやら発電設備やらも搭載する必要性が生じます
  • で、もちろん実験機器も設置します
  • 実験機器などから得たデータを移動研究室に送り込んで現地研究をスタートさせます
  • 現地研究には時間がかかりますから、やることやったら宇宙センターに戻ります
  • 途中、サイエンスポイントを送信したくなったり、母星に帰還したくなったり、軌道を変えたくなったりと、何らかの操作をしたくなったときは『トラッキングステーション』から再び操作画面に移れます

準備を整え、ムン周回軌道へ

  • 衛星往還を果たすのに必要な情報といえば『マニューバの使い方』でしょう
  • 近場のムンであれば、特に深いことを考えなくても往還可能です

STEP1 周回軌道

  • まずは周回軌道に到達しましょう
  • すべての話はそこからです

STEP2 ターゲットを設定

  • 今回はムンをターゲットに設定します

STEP3 マニューバの作成と実行

  • ロケットの周回軌道上と、ムンの軌道を比較して、だいたい4分の1ぐらいずれているところで、マニューバを追加します
  • 6種類のアイコンが出てきて何が何だかだと思うでしょうが、テキトーにアイコンをドラッグすれば予想される軌道がリアルタイムに表示されますから、それで感覚を掴みましょう
  • で、運よくムンの予想進路と重なれば、右上図のように「ムンに接近」マーカーが出現しますので、そこで操作を止めてマニューバを確定させます
  • あとは、
  • マニューバの指定する進路(ナビボールに青で表示された進路)に変更して、その時が来たら指定された加速をすれば良いだけです
    (上図なら846m/sと表示されています)
  • ところが、一瞬で846m/sの加速をすることはできませんから、ナビボール右下にある推定噴射時間を参考にしつつ、前もって加速を開始します
  • 右上図だと推定噴射時間77秒(=1分17秒)とありますね
  • ですから、ノード到達予想時間の38.5秒前(=77秒÷2)からスロットル全開[Z]で噴射し、ノード到達予想時間の38.5秒後に噴射を終了しスロットルを全閉[X]する
  • という感じです
  • 当たり前ですが、理論的な操船なんか無理なので、推定噴射時間に近づいたらいったんスロットルを全閉にし、[左Shift]や[左Ctrl]キーを使って繊細な加減速を行うことでマニューバの軌道に近づけていきます

STEP4 軌道修正

  • さて、マニューバのおかげでムンに近づいたのは良いものの、いきなりムンの周回軌道には入れません
  • もし入れたら超ラッキーか、達人的操船技術のどちらかでしょう
  • で、普通は上図のように、ムンの軌道に一時的に入っただけで、時間経過とともにカービンの軌道に再び戻ってしまいます
  • そこで、ムンの近点に到達するタイミングで、逆行して減速しムンの周回軌道に入るように修正します
  • 上図の状態になれば、ムンの軌道周回に入ったといえますので、完了です♪
  • 帰り(ムン→カービン)は今のと同じことをすれば良いですね

少し慣れてきたときのマニューバの使い方

これは惑星と周回軌道の模式図です

o1(a)o2 (b)

  • a を仮にムンとする
  • b を仮にカービンとする
  • o1, o2 は a の周回軌道とする

と、言葉だけの説明では無理があるので下図参考。。

  • 上図だとムンが左側に、母星が右側にいますね
  • で、ムンと母星に挟まれるようにして、B-1Bという名前のロケットがいます
  • 模式図でいえば、B-1Bはo2に位置しているわけです

このとき、ムンから母星に帰還するときは、

o1の位置にロケットが来たときに『順行』で加速すれば良い

これで大概は帰還できます

  • これが本当なのかどうかを、o1にマニューバを設定して確かめてみる、という感じ
  • 要するに、まず自分の頭の中でマニューバを作り出してみて、それが本当なのかどうかを実際にマニューバを設定して確かめている、という具合です
  • なお、o1の側に近点があれば、その近点にマニューバを設定するのがなお良しだと思われます
    (となると母星側は遠点になると、必要ΔVがそれだけ減じる)

補足

  • 上のやり方はロケットの推進力だけに依存した方法ですので、十分なΔVさえれば、何とでもなる方法です
  • もう少し慣れてくれば、フライバイを使うことで燃料を節約したりもできるようになることでしょう♪

機体情報

  • 旅客18人を乗せてムン往還可能なロケットは以下のとおりです
  • 8xキックバック固体燃料ブースター
  • 下の組み合わせを3セットでアスパラガス接続
  • 2x(3xX200-32燃料タンク+1xスキッパー液体燃料エンジン)
  • これで、約7400m/sのΔVをたたき出すことができます
  • この値は、ムン往還どころか、ミンマス往還、カーボル(太陽)往還、イブ往還、ドュナ往還まで可能な値ですので、見た目と操船性さえ気にしなければ長くお世話になる燃料構成でもありますね

次の記事へ