前の記事へ
新・移動研究室の使い方
- 前回の記事で旅客19人をムン往還させることのできるバカみたいなロケットを作りました
- こいつの燃料構成をそのまま流用して、移動研究室を主体とした研究専用ロケットを作ります
- ロケットの見てくれは悪いのですが、それは左上図のようにまだ研究開発が進んでいないからです
- が、それでもその時点において搭載可能な科学機器はすべて搭載し、カービンに帰還可能なことも検証済
- こいつを宇宙全体にバラまきます(大嘘)
- なにしろΔVが圧倒の8,000m/s超えですから、やりたい放題できるわけです♪
- ロケットのコストが少々高いのですが、それはそれ、資金が枯渇しそうになったら旅客輸送ミッションをバカスカ受注すれば良いのです
- 我が社には旅客18人乗りのロケットが既に実用化されていますから…
太陽周回軌道に移動研究室を送り込む
- ただし、ミンマスに行くとミッションにミンマスとムン往還を求める旅行客が現れます
- ΔV的には大丈夫なんですが、ミンマスは軌道傾斜角という問題がありますので、リアルで時間を食います
- そこで、今回はミンマスではなく、
- 太陽周回軌道に移動研究室を送り込みます
(上図はムンに焦点が合っちゃっていますが、太陽周回軌道にも移動研究室を送り込んでいます) - ムン往還ができる腕前があるなら、太陽周回軌道へ行くのは難しくありません
- 今回軌道上を周回する移動研究室はバッテリーが貧弱なため、サイエンスポイントが満杯になるまで貯めてしまうと送信できなくなるリスクがあります
- よって、定期的に実験データを送信するようにします()
ミッションコントロールセンターからミッションを受け入れる
- で、一度でも太陽周回軌道に行ってしまうと、ミッションコントロールセンターの旅行客系ミッションが更新されます
- 左上図のように特別(★3つ)ミッションは、その行先に太陽周回軌道が入る可能性が高くなります
- 一方で重要(★2つ)以下のミッションは、その行先に太陽周回軌道が入る可能性が低くなります
- (ただし、現在の名声も関係するのか、絶対ではありません。★1つでも太陽周回軌道が行先に入ることはあり得ます)
- 難易度でいうと太陽周回軌道の入らない方が低いわけですが、完了時の成功報酬に雲泥の差があることが分かってもらえるでしょうか?
- ΔV的には前回作った旅行客18名ムン往還ロケットで十分足りていますので、どうせなら太陽周回軌道まで入ってくれた方が良いんですよね…
- ただ、帰還時が少し怖いので、
ムン&太陽周回軌道往還船(旅客定員18名)
- 研究『特殊建造技術』で解放される『耐空力保護シェル(2.5m)』(フェアリング)を解禁しておきます
- サイエンスポイントは既にカービン、ムン、太陽を周回軌道している移動研究室がいますから、適当に時間を経過させて移動研究室から実験データを送信してやればいくらでも手に入るはずです
- 燃料の構成に変更はないので上側部分だけ
- 要するに、クルーキャビンを隠すようにフェアリングで覆ってしまうだけです
- 加えて、万が一の放熱用に小型ラジエーターパネルを設置し、その稼働には電力が必要ですからソーラーパネルとバッテリーをてんこ盛りに配置します
- 当然、裏側は耐熱シールドで保護します
- フェアリングで覆った結果、操船性は向上しますから、RCS(一液式燃料とスラスター)の類はすべて取り除きました
- で、どうしてここまで放熱対策をしっかりやるんかというと、太陽周回軌道から母星への帰還時が問題になってくるからです
- 私としては適当操船で帰りたいんです
- ムンで減速スイングバイして華麗に母星に帰還とか、面倒なことは考えたくないのであります
(ミンマスで減速スイングバイしてしまうとミンマス行きの旅行客ミッションが出現するので避ける) - となると、場合によっては母星への大気圏再突入時の突入角度がエグいことになります
- 具体的には、
- 母星帰還時の軌道速度が3,000m/sを平気で上回ってきます
- 下手すると4,000m/sを超える可能性もあります
- で、これだけ超高速スピードなので、減速するためには空気抵抗の力も借りたいのです
- となるとフェアリングは外したい
(このロケットではという前提があるので、実際はケースバイケースです) - しかし、超高速のまま大気圏に入るということは超高熱になるということなので、放熱対策をバッチリ取っておく必要があるというわけです
- クルーキャビンが熱に耐えられませんので…
唯一の欠点
- このロケットは操船性が悪くなく(スラスター取り除いたので良いわけではない)、
- 圧倒的ΔVのおかげで、一度の打ち上げでムンと太陽周回軌道の両方の周回軌道を達成することができ、かつ安全に母星に帰還することができるという優れものです
- が、そんなこのロケットにも致命的な欠点があります
- それは、クルーキャビンに備え付けられている窓ですが、ラジエーターとパラシュートで塞がれ、
- その上、フェアリングで覆われてしまうという事実…
つまり、
旅行客は一切宇宙を見ることができません
- すごいよね。。
- そんなクソみたいな宇宙旅行なのに、一度の打ち上げで100万以上の資金を稼ぐのです()
- サイコー!(混乱)