はじめに
この記事は、これから HEARTS OF IRON IV をプレイしようと思っている方に向けて作成しています。
なお、この記事の作成にあたっては、以下のDLC(に加え日本語化MOD)を導入して動作を確認しています。
- 本体 Collie v1.10.3(aa89)
- Man the Guns (MtG)
- Waking the Tiger (WtT)
- Death or Dishonor (DoD)
- Together for Victory (TfV)
記事作成時点(2021/01/02)では、HEARTS OF IRON IV: MOBILIZATION PACKとして上記DLCが全て入ったお得なパックが3,846円(64%OFF)で購入できます♪
…まあ、定価で買えば10,000円以上しますからね、セールで買うのがよろしいかと思います。
なお、本体だけなら75%OFFの995円で購入できたりしますので、4,000円出すのももったいない!という方は本体だけでよろしいかと思います。
日本語化はワークショップから導入してね!
残念ながら、公式では日本語対応しておりません。
しかし有志の方々から日本語化MODがSteamのワークショップを通じて配布されていますので、サブスクリプションすればよろしいかと思います。
感謝!
人を選ぶゲームかな?
ゲームジャンル的には、
具体的には、
兵器(例えば戦車とか)を
- 生産して、
- 戦地に用意して、
- 行動を決める
ゲームであって、戦車に乗り込んで戦うゲームではないわけです。
つまり、数字を見ながらニヤニヤと戦地を妄想できる方にオススメというわけですね。
アップデートが入る度に複雑に…
さて、HOI4は発売時から度重なるアップデートが行われています。
それはそれで嬉しいことなのですが、逆に言えば新たな機能が追加追加されていくわけで、実際はどんどん複雑になっていきます。
初回プレイはHOI4のゲームシステムを体得するためにも、まずは最低難易度ではじめましょう。
でないと、キツいよ?(真顔)
ゲームをはじめる
【1.シナリオ選択】は、1936年11月開始を選びましょう。
その方が戦争を始めるための準備に時間を割くことができます(時間をかけてゲームシステムを覚えることができます)
【2.国家選択】に関しては、アメリカが強いのは分かりきっているのですが、あの国は民主国家です。
HOI4は戦争ゲーです(断言)
つまり、基本的に戦争へのハードルの高い民主国家はゲームとしては面白くないんですよ(ゲーム中盤から終盤になってようやく参戦できるようになる。それまではただひたすら時間を進めていくだけの作業ゲー)。
ですので、ある程度自由に戦争を始められるファシストや共産主義国家でプレイすることをおすすめします。
この記事では、大日本帝国ではじめることにしましょう。
【2.難易度】に関しては「民間人」(最低難易度)を選びましょう。
「一般兵」(通常難易度)は2周目以降(プレイに慣れてから)で良いんです。いきなりの一般兵は自殺行為としか言えません。
「カスタムゲームルール」で更に細かく難易度を調整することができますが、こんかいはデフォルトのままでゲームを始めます。
「民間人」の難易度だと、
- 政治力獲得: +50%
- 生産効率上限: +30%
- 資源不足ペナルティ: -80%
- 研究速度: +15%
- 各軍燃料消費: -50%
の調整が入ります(それぞれの用語の意味については後述)。
プレイ方針(戦略)を定める
さて、ゲームで勝利(戦略目標をどこに置くかはプレイヤー次第。とりあえず世界征服としておこう)するためには、プレイする国家が置かれている状況を理解することが必要になります。
例えば、大日本帝国の場合であれば、四方を海で囲まれていますね。
だから「よし、海軍を強化しなければ!」と考えるのは合理的といえそうです。
というように、国家の状況をよくよく理解しながら、どこに限りある資源(兵器や人)を投入するのかを決めておきましょう。
大日本帝国はただでさえ資源不足、人不足、研究不足ですので、限りある資源は有効に使う必要があります。
陸海空全てを最強に揃えるのは無理であることを理解しましょう(…ってそんなさいつよ国家なんて存在しません。鬼畜米帝でさえ世論が参戦モードにならない限りさいつよ軍隊にはなりません)。
私が、大日本帝国でプレイするならば…
- 「序盤は歩兵特化」で、かつ「最初に対中国戦」
- 「対米英戦までに重戦闘機及び戦術爆撃機を揃えて戦う」
- 「戦争する」
歩兵特化の理由
- 兵器(軍艦や航空機、戦車)を作るには鉄分が要る。で、動かすには石油が要る。でも日本って資源無いよ?
- 戦車とか作っても、中国大陸もソ連大陸も、インフラ最悪よ?どうやって燃料を現地まで届けるの?
- そもそも日本にまともな兵器を作るだけの技術力&生産力って、ゲーム開始時点ではないよ?
対中国戦を最初にする理由
- ソ連の兵士は畑から採れるんですって。物量戦なら負けるのは目に見えてる。
- アメリカの兵器は畑から採れるんですって。物量戦なら負けるのは目に見えてる。
- 中華が統一したら人口的に厳しいが、内輪もめしている今なら各個撃破できる好機。
重戦闘機と戦術爆撃機を揃える理由
- 日本が海軍を増強したところで、米英に敵うわけがない。
- 陸続きじゃないんだから米英の艦隊は無視でも、大陸や本土に上陸されない限り困らない。
- 上陸阻止のため、戦術爆撃機で敵の輸送船を徹底的に撃沈させよう(重戦闘機は護衛役)。
戦争する理由
- 大日本帝国が終戦まで無事に生き延びることだけを考えるならば、何があっても参戦してはならない(断言)
- が、HOI4は戦争ゲームなのです。初めてプレイする方はせめて一周目は、ゲームシステムに慣れるためにも、ちゃんと戦争して遊びましょう(笑)
画面の見方
ゲームをはじめたら、下のような画面が出てきます。
画面上にはいろんな数字がありますが、まずはこれの見方を覚えましょう。
政治力(上図の「2」とあるところ)
人材の登用や徴兵制度の変更などで消費するのが政治力です。序盤中盤はとても大事なのですが、終盤になると余り気味になります。
安定度(上図の「95%」とあるところ)
安定度が高いほど工場出力や政治力にボーナスがつきます。もちろん低ければペナルティがつきます。大日本帝国プレイであれば、統治者能力により+60%の安定度が与えられるので、かなり有利に運びます。
戦争協力度(上図の「100%」とあるところ)
この値が高いほど、より大規模な徴兵や経済法が施行できるようになります。大日本帝国プレイであれば、植民地政策にもよりますがだいたい兵数不足になります。無際限徴兵が実行できる60%以上や、総動員を実行できる80%以上をキープすることが、一つの目安になるでしょう。
人的資源(上図の「1.12M」とあるところ)
一個歩兵大隊が1k(1000人)です。歩兵大隊の戦闘正面幅(の説明は後述)は2ですので、1個師団を20幅にするならば10個大隊で、10k (10,000人) となります。仮に1.12Mを全て歩兵師団にするならば、1.12M(=1120k)÷10k = 112個師団を新たに編制することができるという計算です。
工場(上図の「52」とあるところ)
工場は軍需工場、海軍造船所、民需工場の3種類があります。軍需工場と民需工場はそれぞれ転換できます。が、まあ、ぶっちゃけ、建設は軍需工場メインです。他は基本的に領土拡大に伴って奪う、というのが基本的な姿勢です(建設するより奪う方が早いので)。
燃料(上図の「満杯」とあるところ)
クセモノです。大日本帝国軍の燃料備蓄は426.5k。軍(ほぼ海軍)の最大消費量は9.7k/日で、生産量は1.0k/日です。つまり、一度戦争が始まれば、最短で49日後には燃料が底をつく計算になります。第二次世界大戦が49日で終わるわけはないので、この時点で海軍はアテにできないことが確定します。
輸送船(上図の「384」とあるところ)
大日本帝国は島国ですから、輸送船が途切れると兵站が崩壊します。輸送船は常に余剰を抱えるぐらいにしておきましょう。
指揮力など(上図の「0」が続くところ)
指揮力は戦争が始まったときに使います。あとは将軍の数が不足しそうなときに使うぐらいなので、あまり気にしなくても構いません。
陸軍・海軍・空軍経験値のうち、最も重要なのは陸軍経験値です。師団編制には陸軍経験値を使いますので、平時のときでさえ陸軍経験値はある程度確保しておく必要があります。
最初にすべきこと
ゲームをはじめたら、画面上に「研究枠が利用可能」などのアイコンが並んでいるはずですので、一つ一つ指示を出していきます。
画面右上にある時間を進めたり止めたりするアイコン or SPACEキーを押して、時間経過を止めてゆっくりと作業してください。
研究
大日本帝国は初期4枠の研究枠があります。
優先して研究すべきは「電子工学」と「産業」です。
具体的には、
「電子工学」からは、
- 1936年:電子機械工学(研究速度:+3%)
- 1936年:無線(増援確率:+5%)
- 1936年:機械式計算機(研究速度:+4%)
- 1938年:計算機(研究速度:+5%)
- 1940年:改良型計算機(研究速度:+8%)
- 1942年:発展型計算機(研究速度:+8%)
「生産」からは、
- 1936年:基本型工作機械(生産効率上限:+10%)
- 1936年:集中工業Ⅰ(工場出力: +15%ほか)
- 1936年:建築Ⅰ(建設速度: +10%ほか)
- 1937年:集中工業Ⅱ(工場出力: +15%ほか)
- 1937年:改良型工作機械(生産効率上限:+10%)
- 1937年:建築Ⅱ(建設速度: +10%ほか)
- 1939年:集中工業Ⅲ(工場出力: +15%ほか)
- 1939年:発展型工作機械(生産効率上限:+10%)
- 1939年:建築Ⅲ(建設速度: +10%ほか)
- 1941年:集中工業Ⅳ(工場出力: +15%ほか)
- 1941年:組立ライン生産(生産効率上限:+10%)
- 1941年:建築Ⅳ(建設速度: +10%ほか)
- 1943年:集中工業Ⅴ(工場出力: +15%ほか)
- 1943年:建築Ⅴ(建設速度: +10%ほか)
あたりは必須です。
ただ、時代に先行して研究を取ろうとすると研究日数にペナルティがかかるので、上記の年になるまではその他の技術を研究した方が良いです。
ゲーム開始直後(1936年1月1日)の研究は、
- 1936年:基本型工作機械(生産効率上限:+10%)
- 1936年:電子機械工学(研究速度:+3%)
- 1936年:建築Ⅰ(建設速度: +10%ほか)
- 1918年:三年式機関銃・十一年式曲射歩兵砲(歩兵強化)
を選びましょう。
大日本帝国軍の場合であれば、歩兵装備は一次大戦の時代で止まっていますので、4枠目は歩兵系の研究で攻めます。
建設
次に「未稼働の民需工場」がありますので、建設画面から軍需工場を建設しましょう。
もちろん軍需工場以外にも建設できるものはたくさんあるのですが、歩兵に持たせる銃がなくては話になりません。
戦争をしたいのであれば、武器(=軍需工場)は必須です。
もちろん無制限に、ではありません。
武器を生産するには物資が必要になりますので、ある程度の民需工場も必要になります。
軍需工場が消費する物資と、民需工場が生産する物資の均衡が崩れる直前に戦端を開き、中国を取り込みます。
つまり、民需工場は建設するのではなく、他国を征服して奪うのが基本姿勢。
だって、民需工場の建設コストってめちゃ重いんですもの。
軍需工場でさえ、1つ作るのに60日近くかかるんです。民需工場なら100日を超えてしまうので、大日本帝国でプレイする場合だと、軍需工場の建設で手一杯になります。
あと。
微妙な値ながらも、建設日数に差が出ます。
生産
ちょっとやることが多いですので、順序だてて説明します。
プレイヤーの皆さんは、皆さん自身が事前に計画したプレイ方針に従って、生産計画を立てましょう。
1 軍艦の造船は、現在進行中のもののみ続行させて、計画中のものは全てキャンセルする。
生産画面には現在造船中の軍艦が図として表示されていますね。
この図の右側に数字(1とか2とか、で上が+、下に-のボタンがある)があると思います。
この数字を全て1にしましょう。
これで、現在造船中のもの以外は全てキャンセルされます。
プレイ方針を「歩兵特化」としたのだから、鉄分は軍艦のためにではなく、歩兵装備のために使いたい。本当は造船中のものもすべてキャンセルしてやりたいが、さすがにそれはもったいない。
航空機の右上にゴミ箱マークがありますので、これをクリックして生産そのものを中止しましょう。
対中国戦であれば航空機は不要です。対ソ戦あたりからは必要になりますが、今の技術力ではまさかの戦間期型しか生産できません。対艦攻撃機と近接航空支援機は1936年の技術水準に到達しているものの、ゲーム序盤では数が揃えられません。航空機は千機単位が基本ですので、ちょろちょろ生産しかできないのであれば、いっそ捨ててしまって、その分を陸軍に回した方が良いのです。
歩兵装備Ⅰ(大日本帝国では九九式短小銃)の生産に余っている軍需工場の全てを配分しましょう。
本当は、支援装備や野砲も足りなくなるので、支援装備や野砲の生産にも軍需工場を使いたいのですが、この記事は初めての方のために作成しています。
小難しい計算はパスです(笑)ので、支援装備や野砲の生産は、もう少し時間が経過してからにしましょう。
プレイ方針が「歩兵特化」ですから。
貿易
歩兵装備を生産しまくると、当然、鉄分が不足します。
不足資源は貿易によってカバーしましょう。
大日本帝国でプレイする限り、不足資源は貿易でまかなうしかありません。
つまり、兵器の準備は「平時」に済ませておく必要があるということです。
一度、戦争が始まってしまうと敵対国は貿易に応じなくなりますし、そもそも敵国によって輸送船が狙われます。
最初の戦争になるであろう日中戦であれば、危険な海域は日本海に限定されるので、戦時であっても安全な太平洋側から貿易を続けることはできますが…(もちろんその場合の貿易相手国は米国になる)。
国家方針
DLCを入れてると上図のように膨大な国家方針ツリーがあらわれるのですが、確かバニラだと(うろ覚え)皇道派を粛清するか支持するかの二択であったはずです。
DLC無しでプレイしている方もいらっしゃると思いますので、
- 皇道派を粛清 or 皇道派を支持
- 満州計画
- 陸軍拡大法
- 新たな海軍の予算案
の中から優先すべき国家方針を決めていきます。
まず、プレイ方針により、新たな海軍の予算案は廃案です(笑)
となると、上4つのうちいずれかになるわけです。
一方、大日本帝国の問題は、
- 技術不足(は、研究で対応する)
- 資源不足(は、貿易と占領で対応する)
- 兵数不足(は、徴兵で対応する)
の3つがあります(全部じゃん!)。
この中で、最も重要なのは「技術」です。
技術力で他国に先行すれば、損耗を抑えられるわけですから、より資源不足や兵数不足が顕在化しにくくなる、という理屈です。
もちろん、この考え方は「大日本帝国」の場合です。
兵士が畑で採れるような某国家では、また別の見方ができるというものですが、それは割愛。
話を元に戻します。
技術力を向上させる国家方針といえば「研究枠を1つ増やす」系です。
よって、
- 皇道派を粛清するルートであれば、70日x4 = 280日
- 皇道派を支持するルートでも、70日x4 = 280日
と同じですので、後は好みの問題でどちらか選べば良いと思います。
今回は、戦争を楽しみたいので「皇道派を粛清」ルートを選びます(皇道派を支持するルートだと戦争へのハードルが上がる)。
陸軍戦力の把握と割り当て
内政が済んだらいよいよ軍を編制します。
プレイ開始時点では、陸軍師団は「太平洋諸島」「日本国本土」「台湾」「朝鮮」「満州国」と、かなりの広範囲に渡って配置されています。
…戦力は集中して運用するのが基本です。よね??
なのに…何という愚策。
本気で世界と戦おうというのか…(呆)
プレイ方針により、対中国戦を最初の戦争にすることから、全ての陸軍師団は対中国向けに再配置します。
1個師団ずつマウスを使って動かすのもアリですが、さすがに面倒すぎるので、ドラッグして複数の師団を選択状態にし、画面下側のシルエット顔を右クリックし、軍を編制しましょう。
軍単位で動かすのがラクで良いです。
とりあえずは、
- 太平洋諸島に配備された各師団を選択して第1軍を、
- 本土に配備された各師団を選択して第2軍を、
- 朝鮮・満州に配備された各師団を選択して第3軍を編制しました。
次にこの各軍をどこに再配置するかです。
一口に中国といっても、
- 中華民国
- 山西
- 中国共産党
- 西北三馬
- 広西軍閥
- 雲南
の6勢力があります。
もちろんこの中で一番おいしい(工場をたくさんゲットできる)のは中華民国の支配する土地なわけですが、仮想前線(大日本帝国と中華民国との国境線)が狭すぎるという問題があります。
そんなところに3軍60個師団をはりつかせれば、誰がどう考えても兵站が破綻します。
しかしながら中華民国は人だけはたくさんいます(最大92個師団と推定)から、ある程度の兵を投じる必要があるのも事実です。
というわけで、今回は一つの作戦を立てます(実際に使うかどうかは別にして)
対中戦における陸軍当初作戦案の策定
前線を広げるために、
- 南から攻めるなら、台湾経由で広西軍閥(最大13個師団と推定)に戦争を仕掛ける
- 北から攻めるなら、蒙古国(大日本帝国の保護国)経由で山西(最大3個師団と推定)に戦争を仕掛ける
- 中華民国に直に攻めるなら、複数の上陸部隊を編制して戦争を仕掛ける
のいずれかが考えられます。
プレイ開始時点での技術力では、上陸部隊は最大10師団しか編制できません。
最大92個師団を擁立する中華民国を相手に上陸戦を強行しようとするのは、ちょっと無理筋です(ただし、守備師団が全くいない港が確実に分かっているのであれば、そこを橋頭堡にしていける)。
などなど様々考えた結果、最終的に北から攻め込むことにします。
対中戦の第一戦は、対山西戦となることが、決定しました。
インフラを見ると山西が2、広西軍閥が3なので、南側広西軍閥を占領した後に中華民国に攻め込む方が、より多くの陸軍師団を投入できる。が、広西軍閥を占領するには陸軍師団を輸送船で輸送してもらい、かつその後の補給にも輸送船が必要で、つまり、海軍軍艦による護衛を必要とする。すなわち、燃料問題に発展する可能性があるため、今回は却下とした。
陸軍戦力の移動について
陸軍戦力(もし師団が表示されていなければ、F1キーを押して表示させましょう)の移動は、できるだけ軍単位で移動させること。
で、移動は移動させたいところを単純にクリックして指示するのではなく、
- 「地域防衛」任務として、移動させたい場所(面)を割り当てる
- 「前線」を指定することで、移動させたい場所(線)を割り当てる
のいずれかによって命令すると良いです。
蒙古国と山西の国境線に前線を敷き、そこに8個師団を投入してみました。
このとき、補給状況が100%であることを確認しておきましょう。
民間人プレイならそこまでではありませんが、一般兵以上の難易度になると兵站の崩壊は全滅を意味します。
念のためにF4キーを押して兵站線も確認しておきましょう。
まだまだ余裕であることを確認しておきます。
(補足)対中国戦に全集中するために
中国と戦争しているときに、ソ連やら合衆国やらがちょっかいを我が国にかけないことが最重要です。
同時に二か国と戦争するだけの余裕は絶対にありません。
というわけで、できるだけその可能性を無くす対策を、どこまでするのかを検討しなくてはなりません。
そこで、プレイ開始時点で得られる情報は以下のとおりです。
- 国際緊張は0%である
- ソビエトの大日本帝国に対する評価はー20である
- ソビエトの安定度は43%、戦争協力度は85%である
- ソビエトは大粛清中(国家方針)で絶賛内輪もめ中である
- 合衆国の大日本帝国に対する評価はー10である
- 合衆国の安定度は89%、戦争協力度は5%である
- 合衆国は大恐慌(国民精神)の真っただ中であり、戦争どころではない
というわけで、開始時点となる1936年1月1日時点では、この2大国が大日本帝国にちょっかいをかける余裕が全くないであろう、という判断が成立します。
問題は、これがいつまで続くのか、です。
もしソビエトの内輪もめが終わったら、戦争協力度が高い分、そして我が国に対する評価が低い分、合衆国よりもちょっかいを出してくる危険性は高いわけです。
政治力に余りが出たら、優先してソビエトに対して外交戦(具体的には「関係を改善」「不可侵条約」「政党支持の後押し」「クーデター画策」あたり)を仕掛けると良いわけですね。
海軍戦力の把握と割り当て
今回のプレイ方針では、海軍戦力は捨てていますので、燃料を無駄に消費しないためにもドッグ入りさせておきます(燃料を消費するので演習すら却下)。
ただし、対中戦が開戦してからは輸送船の護衛任務が生じますので、そのときには「船団護衛任務」を与えます。ただ…それも、航空戦力が整うまでの期間限定なため、撃沈されても補充するつもりは全くありません。
F2キーを押すと、海軍戦力が表示されます。
帝国海軍は全部で6個艦隊194隻によって構成されていますね。
全てドッグ入りさせますがっ!!
2個艦隊に再編し、それぞれ台湾と九州にドッグ入りさせました。
空軍戦力の把握と割り当て
帝国の抱える空軍戦力は、およそ800機を超えます。
が、対中国戦で欲しいのは、主に対地攻撃機能を持つ「近接航空支援機」と「戦術爆撃機」です(だって敵は航空戦力も海軍戦力もほぼ無いんだもの)。
それらはたったの200機。
しかも、スペック的に最悪(航続距離が短すぎるため、本土から大陸に爆撃できない)なので、放置です。放置!
兵站
次に兵站画面を見ておきましょう。
歩兵装備にほぼ全振りしてなお、115日間の欠乏が継続するだろうと予測されています。
本音は陸軍を演習させまくって陸軍経験値を貯め込みたいのですが、演習すると装備品が確率で破損します。
装備品の充足率は100%が基本であり最低としたいところなので、しばらくの間は時間を進めるだけで放置することにします。
徴兵と配備
歩兵装備が不足しているということは、徴兵と配備画面から新たに歩兵師団を編制しようとしても、訓練がままならない(訓練が完了しない)ということでもあります。
つまり、歩兵装備が充足するまでは、陸軍の戦力拡大は出来ないということです。
時間を進めて待つしかないのです(泣)